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知られざる名作
レオーネ作以外のマカロニウエスタンの中ではかなり上位に入るレベルではないでしょうか？音楽、キャラクター、ストーリー、さまざまなアイデアなどどれも素晴らしいです。Lee Van Cleefがカッコ良すぎる！見ればSABATAに惚れます。マカロニウエスタンが好きな人以外には知られていない映画ですが名作です。
アイディア満載の後期マカロニ
昔から観たいと思っていた映画がやっと観れた。この「西部悪人伝」は有名な映画であるにもかかわらず、TV放映も少なく今までなかなか見ることが出来なかった。しかも、TV放映時の日本語音声付でのDVD化はうれしい。

内容の方は、二転三転するストーリーは展開も軽妙で、復讐一辺倒だったりするマカロニより凝っていて楽しめる。主人公のサバタ（リー・バン・クリーフ）を中心とする面々も、全員が銃の達人というわけではなく、酒びたりのナイフの達人、アクロバット（？）のインディアン（？）など個性や役割がはっきりしていて結構魅力的だ。しかし、初期のマカロニウェスタンと比べると残酷性がない分、逆に１つ１つの対決に緊張感がなくなっているような気がする。特に決闘シーンはあっさりしすぎで、決闘好きの私には物足りなかった。サバタの持つ銃は銃身の長さを変えられるライフルや７連のデリンジャーはアイディア満載であるが、「夕陽のガンマン」のリ−・バン・クリーフほど銃に対するフェティシズムが感じられないのが残念。
ところで、アクロバットの達人のインディアンが出てくるが、この映画の後に作られた同じ監督の「戦場のガンマン」（マカロニの特殊部隊もの）でもトランポリンの達人が出てきてピョンピョン飛び跳ねる。フランク・クレイマーという人はアクロバット好きなのか？

映画館で観たときはかなり良かった。
ストーリーはどうってことないのに、すごく良いと思った。 シカゴの街の、NYともLAとも違う落ち着いた雰囲気が伝わってきた。 主題歌の、デヴィッド・リー・ロスでもお馴染みの「ジャスト・ア・ジゴロ?ノーバディ」は名曲。 ビル・マーレイに注目したのもこの作品から。 邦題はヒドイ。直訳で「狂犬と栄光」というのがいいんじゃないか？
脇役の演技も面白かったです。
デ・ニーロの演技はあまりクセなく、初々しさを感じました。彼が演じる警官の趣味は少しクセがありましたけど。今までの彼のイメージが一変しました。ウマ・サーマンはとてもキュートでした。

脇役の演技が結構面白くて、笑えました。みんなでケーキを食べたり、警察の割に暢気で･･･。

飽きる前にちょうど終了という感じで、ライトな感覚で鑑賞できる作品です。