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[ DVD ]
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ミスター味っ子 DVDメモリアルボックス1
・高山みなみ ・横尾まり ・飯塚昭三
【バンダイビジュアル】
発売日: 2004-07-23
参考価格: 33,600 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 19,510円〜
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・高山みなみ ・横尾まり ・飯塚昭三 ・寺沢大介
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カスタマー平均評価: 4.5
原作よりもアニメのオーバーアクションの数々のほうが断然面白い! アニメが原作を超えたと思う珍しい作品。
とにかく大げさ過ぎるほどの過剰な演出で毎回毎回笑わせてくれた。
実際にその料理が作れるのかということとホントに美味しいのかという疑問も吹き飛ぶほどの凄まじさ(笑)
見ている側としては「味皇様が美味いとおっしゃるんだからそうなんでしょう」と納得するしかなかった(笑)
しかしその強引ささえも大した問題ではない。料理バトルの弱点として「後に料理を出したほうが勝つ」という常識を覆すことは出来なかったが、オープニングとエンディングの曲がいいこともあってやはり好印象だ。 懐かしさ・でも新鮮さいっぱい!!! ちょうどいまさっきこのDVD が届いて、数話見終わったばかりです。一言!面白い!!!今まで、ほかの似たようなアニメや、グルメマンガとか見たけど、違うなぁと思った。あるマンガでは, やたら理屈っぽい説明やいやみでうんざりするけど、このミスター味っ子は,なじみやすい!!。下手にウンチクやどうたらこうたら言っているアニメより斬新でなじみやすい下町のDVDといってもいいかも♪ 太郎がええなら ミスター味っ子は、その演出のすさまじさから「イロモノ」と思われがちです。そんなことはないぞ、と言えば嘘になりますが、まあ、それだけではないんです。粋な演出も大好きなんですけども。 このアニメでは、味皇をはじめ様々な人が「料理」に対する思いを口にします。その言葉が熱い。料理人だけが感銘をうけるにはもったいないほどに。なので、いろんな元気をもらうことができます。 落ち込んだ時や気持ちに勢いが欲しい時、仕事が見つからない時など、いろんな時にオススメです。 これであなたも通好み! 伝説の料理アニメにして、いまだに熱狂的なファンを持つ作品、『ミスター味っ子』が、ついにDVD化を実現した。亡き父の意志を継ぎ、年少ながら下町で「日之出食堂」を切り盛りする天才少年料理人・ミスター味っ子こと、味吉陽一。彼は、日本の料理界の総帥・味皇こと村田源二郎と出逢ったことにより、次々と現れるライバルたちと味勝負を繰り広げ、料理人として成長して行く……。 とにかく見どころの多い、熱い作品である。「味皇料理会」のメンバーを始め、個性的なキャラクターとの料理合戦は、毎回趣向を凝らしている。どんなに不利な条件や難題であろうと、創意と工夫、そして食べる人への思いやりでそれを克服し、人を感動させる料理を編み出す陽一君には、多くを教えられる。原作マンガを超越し、すでにギャグとして語られている〈美味〉の表現にも、爆笑することは請け合いである(有名な、「巨大化して大阪城を破壊する味皇」のシーンも、本巻に収録される)。また、陽一を演じる声優は、現在『名探偵コナン』などで活躍する高山みなみであり、本作品が彼女の初主演作であったことも注目される。 『味っ子』は、全99話と総集編スペシャル1話を2年間に渡って放送した、長期シリーズである。内容的には、半年分に当たる25話ずつ、4シリーズに区分することができる。今回のDVDボックスは全3巻構成になっており、この第1巻には、1話から34話までが収録されるとのことである。従って、味皇との衝撃的な出会いに幕を開け、レギュラーメンバーたちとのいくつもの勝負を経て、第1回味皇グランプリでの激闘に至る第1シリーズ。そして、いきなりの強敵・浪速のどんぶり兄弟との戦いから始まり、ミスター鍋っ子の登場によって盛り上がりを見せる第2シリーズの中盤までが収録されるわけである。 陽一君の精進を、しっかりと見届けたい。 お?いし?いよ! 私もアニメから入ったクチですが、アニメ版でのヒロイン
"みつこ"、そしてその弟の"しげる"が、後で読んだ原作漫画には
登場していなかった。日之出食堂に日常的に出入りして、主人公を
応援し支える役目を自然に努めてきた二人が、アニメ特有の
演出と共に、なくてはならない見所のひとつと思います。
二人のあまりの「居て当たり前」さに、見ているうち
むしろ原作に居なかったのがものすごーく不自然に感じたくらいに…。
とにかくこれだけ馴染みまくっていたTVオリジナルの主要キャラがかつて居ただろうか。
みつこ役、川浪葉子さんの「陽ちゃん!」という呼び方が印象的です。
ストーリーも、みつこ絡みの話や、最終回に向かう辺りなども、
アニメオリジナルな話が割とあった気がします。
(味皇さまが元気がなくなってしまう展開が寂しかった…)
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[ DVD ]
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大岡越前 第一部 [DVD]
・加藤剛;竹脇無我;片岡千惠藏
【竹書房】
発売日: 2006-03-24
参考価格: 29,400 円(税込)
販売価格: 22,908 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 19,500円〜
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・加藤剛 ・竹脇無我 ・片岡千惠藏
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カスタマー平均評価: 5
御裁き物の時代劇の原点 時代背景がしっかりと描かれており、まさに見応え充分。安っぽい“ちょんまげ結った現代劇”とは違い、「なんだ、もう終わりか……」というのが無い。二回分のアイデアを一回に凝縮したような奥深さ、一話々々、食い入るように見入ってしまう。単なる捕物劇に終始せず、“人が人を裁く事の難しさ”という問題が各話の根底に据えられていて、考えさせられることも多い。また、物語展開と人間ドラマを中心に構成されているため、無駄な描写がない。忠相自身が難事件に立ち向かうかと思えば、配下の同心や下っ引きの活躍を中心に描いたり、捕物劇の無い恋愛談義に終わる回があったり、忠相がほんの重鎮程度にしか出演しない回もあったりして、内容も毎回、起伏に富んでいる。
それに加えて、一話完結でありながら、シリーズとしての完成度も高く、町火消し誕生、目安箱の設置、小石川養生所の設立と、将軍吉宗の治世が進んでゆく様子が描かれている点も興味深い。忠相と雪絵、榊原伊織と千春、二組の恋の行方も気に掛かるところである。
そして何といっても、南町奉行大岡越前守誕生の、感動の第一話。将軍になったばかりの吉宗と、忠相との息詰まる対決は、何度観ても緊張する。言葉と言葉が静かに激闘、それがやがて強い信頼関係へと繋がってゆく。まるで自分が忠相の立場にあるかのような責任の重さを感じつつ、一語々々を噛みしめ、最後は目頭が熱くなった。
ぐうの音も出ず理路絶ゆや 悪等凹み居平伏しぬ
大岡越前名裁き 夏に染まむ江戸夜明け
(ぐうのねもでずりろたゆや わるらへこみゐひれふしぬ
おほをかゑちぜんめいさばき なつにそまむえどよあけ)
新いろは歌 No.94 平成9年9月30日詠 スゴイ!!! 僕はちっちゃい頃に再放送で大岡越前を見、
特に時代劇好きではないのだけれど、
片岡千恵蔵の父上にハマって見てたなり。
それで三月の大岡越前スペシャルを見て思わずDVDも購入してしまったなりよ。
このBOXでは忠相は山田奉行から南町奉行へとなり、
独身から妻帯者へと大人の階段をのぼっていくなり。
そして忠相&雪絵と伊織&千春という2つのカップルの「青春群像」も爽やかで初々しくドキドキしてしまうなり。
そしてLiving willの問題など今見ても「深いなぁ」と考えさせられる内容を扱っており見ごたえ十分なり。
やっぱり面白い おもわず買ってしまいました。
大岡越前は、やはり何度見ても面白い作品ですね!!
私は、この作品に出演されている俳優さんの中では、
片岡知恵蔵さんと加藤治子さんの夫婦の掛け合いが
とても面白いとおもいます。
又、沢山のベテラン俳優さんがいろいろ出演されており
毎回楽しみに見ておりました。
特に歴代の雪絵さんがその年令にあった美人女優さんで
宇都宮雅代、酒井和歌子、平淑江さんと皆、大ファンであります
そんな女性になってほしいと思い、我が娘に同じ名前を
付けた位ですから(そのようには育ちませんが・・・)
ぜひ、続編も発売してもらいたいと思っております。 待ってました! 先日3月20日の『大岡越前』スペシャル、見ましたか?
懐かしさと、お歳を召された出演者の方々の変わらないキャラクター!
ふいに、臨時収入が入ったときのような(?)うれしさでした。
でも、もうスペシャルやらないのかな?寂しいですね。
この『大岡越前』は、小学生の頃に母の仕事が終わるのを待ちながら、
おばあちゃんと再放送を見ていました。
その頃は、加藤剛の役は『大岡越前』という名前だと思っていて、(半分合っている(笑))
越前守(えちぜんのかみ)の「かみ」とは「神」で、「様」と同義語だと思い込んでいたり
(なぜなのか。(笑))
子供だったので、たいして時代背景を知らずに見ていたのですが、すごく面白かった。
(これと『江戸を斬る』と『大江戸捜査網』が大スキでした。)
特に好きだったのは、やはり剛ちゃんスマイルの大岡様と(はぁー、かっこいい!)、
大坂志郎さんのベテラン同心、片岡千恵蔵の父上です。
今の時代劇と比べると、出演陣の当時の年齢だって若いはずなのに
この『大岡越前』は、安心して見られましたね。
役者の力量の違いですか。
そして、今この第一部のタイトルを見渡せば、
なんと、大岡町奉行誕生とか「天一坊事件」とか
『大岡越前』にかかせぬエピソード満載ではないですか!
み、見たい!!
本当に見たい。
いや!私は見ます!
祝DVD化! 大岡越前第一部は1970年放送。まだ若々しい加藤剛、竹脇無我を初め、まだ大物ではなかった頃の里美浩太郎や杉良太郎も出演していて、色んな意味で楽しめる一作です。また、江戸時代の暮らしぶりや政治的な苦悩などももりこまれ、単なる時代劇にとどまらず、深い味わいをもつ作品です。大岡越前シリーズ全体にいえることですが、安楽死・子育て放棄・幼児虐待などの現代に通じるテーマもとりあげられており、36年も前の作品とは思えない内容にうなってしまいます。今回のDVDには初回でしか放送されなかった幻の第一話、シリーズで唯一山田奉行時代の大岡忠相のお話が収録されており、ファン待望の一作です!
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[ DVD ]
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翔べ!必殺うらごろし (上巻) [DVD]
・中村敦夫 ・和田アキ子 ・火野正平 ・鮎川いづみ ・市原悦子
【キングレコード】
発売日: 2006-06-07
参考価格: 13,650 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 19,500円〜
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・中村敦夫 ・和田アキ子 ・火野正平 ・鮎川いづみ ・市原悦子
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カスタマー平均評価: 5
いろはの「い」は「命いただきます」の「い」ですよ・・・! 人智を超越した中村敦夫の「先生」に対し、
庶民視線でアットホームな線を狙ったと思われる市原悦子の「おばさん」。
が、良くも悪くも彼女の起用が作品を更に怪作たらしめてしまった。
山内プロデューサーが「市原悦子が凄すぎた。『必殺』はこんなに凄すぎたらあかん」と
絶句したのも納得。
おばさんの決め台詞だけを編集した特典映像があればなおよかったのだが。 お前さん<ちょいと、落としたよ。 正十は正八と同一人物らしい・・、あなたが信じようと信じまいと。商売人解散後、主水と別れ江戸を離れたらしい正八は名を正十と改め香具師の三つ目の重蔵の手下になっていた。うらごろしチームの面々と出会い、一行のマネージャーに納まり裏稼業を再開させるも、扱いづらい珠つかんだと本人が言うように晴らせぬ恨みを超能力で聴く先生やおばさん、若らにまじり再び晴らせぬ恨みを晴らす仕事を手がける。"
市原悦子のおばさんの存在感がうらごろしの魅力。再放送もほとんどめぐまれない不遇の作品ですが、今回購入してみてやはり必殺シリーズの1つだと納得してしまいました。おもしろいですよ。 落としたのは,あんたの命だよお。 必殺シリーズ中間違いなく第一の異色作というより異端作。
被害者=頼み人ではない。頼み人は存在せず,したがって仕置料もない。そして殺しは,白昼堂々と行われる。とにかくあらゆる意味でその他の必殺シリーズとは異なる作品。
オカルト時代劇というと何となくうさんくさいものがあるが,脚本は意外としっかりしている。
特異な能力を持った修行中の行者・先生は常に無表情であるが,太陽の光を浴びると超人的なパワーで仕置を行う。
おばさんは,世間話をしながら自然体で標的に近づき,背後からブスリ。市原悦子の迫真の演技もあって,本当に人を刺しているようにみえてとても怖い。
報酬を受け取らない先生たちは,殺し屋でもが単なる正義の味方でもない。彼らの殺しは,死者の霊魂の救済である。虐げられた弱者たちの霊を殺しという方法で供養するといううらごろしの世界観に魅了され,ある種のトランス状態に陥ってしまった。 必殺シリーズの終わりの始まり あらゆる意味でシリーズの転換期のきっかけとなった名作であり迷作。殺し屋のハードボイルドな世界を描き、世の中の裏と表、光と影を描き続けてきた必殺シリーズだが、試行錯誤の末に掘り当てた「中村主水シリーズ」という金鉱でさえ時代の流れには勝てず、そしてスタッフは「からくり人シリーズ」等の意欲作を生みだし、その果てに生まれたのがシリーズ中、仕切人と1、2を争う異色作といわれる本作です。太陽エネルギーで超人的な力を発揮し、霊と交信し仕置きを請け負う「先生」。人を殴って殴って殴りまくり首を1回転させて殺す男装の女「若」。記憶喪失で出刃包丁で人を刺し殺す「おばさん」。キャラクターは魅力的なのですが(特に市原悦子が演じる「おばさん」の殺しのシーン。ある意味リアルすぎて怖い!)流石に従来の必殺シリーズのファンから顰蹙を買い、また新しいファンを獲得するにも至らず、低視聴率の揚句は必殺シリーズの打ち切りを招きました。そして原点回帰とシリーズ最終作の威信を懸けて制作されたのが、ご存知「必殺仕事人」です。その後、仕事人で視聴率と人気を回復した必殺シリーズは結果として打ち切りにはならず、新たに女性ファンの人気を獲てマイルド路線へと変貌していきます。この作品は必殺シリーズにとって良くも悪くも転換期をもたらした貴重な、そしてその為に「ただのイロモノ」というレッテルを貼られてしまった不遇の作品なのです。たとえ、あなたが信じようと信じまいと…。 必殺の別世界に突き抜けた面白さを持つ快作 必殺シリーズのDVD化で、仕事人以前の旧シリーズの名作を顧みることができるのは、大いに歓迎すべき企画だったが、中でも最も期待していたのがこの「うらごろし」だ。金を貰って悪人を闇に葬る必殺シリーズの原理原則を、すべて覆した奇想天外な設定が度肝を抜く面白さだ。「先生」の念力で悪行を暴き、白昼(というか早朝)堂々と荒っぽく「串刺し」たり「撲殺」したり「刺殺」したりする描写は、闇夜に紛れて暗殺するそれまでの必殺とは対極にある描写だ。強靭だが世間ずれした中村敦夫の先生、朴訥なようで実は鋭い市原悦子のおばさん、男みたいで実は女の和田アキ子の若、必殺シリーズの連続性を保つ役割の火野正平の正十、番組全体の奇怪なリズムを刻む役割の鮎川いづみのおねむ、と皆特異なキャラクターだが、役者の個性を最大限に生かす良く考えられた配役だ。放送当時のウケはよくなかったようだが、必殺の対極をとことん突き詰めた痛快な作品と言っていいと思う。仕事人シリーズ以前の最後の主水作品「商売人」の何となく中途半端な雰囲気に比べると、別世界に突き抜けた面白さに溢れている。どうせなら、オーメンなみの串刺しアクションを毎回見せてくれる先生に合わせて、エクソシストなみに首が捻じ曲がる若の撲殺シーンを第一回以降も見せて欲しかった。
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[ DVD ]
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小津安二郎 DVD-BOX 第一集
・笠智衆 ・佐分利信 ・佐田啓二 ・原節子 ・岩下志麻
【松竹】
発売日: 2003-09-25
参考価格: 24,675 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 19,400円〜
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・笠智衆 ・佐分利信 ・佐田啓二 ・原節子 ・岩下志麻 ・小津安二郎 ・野田高梧
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カスタマー平均評価: 4.5
「晩春」と鮮やかな好一対をなす名作 60年公開の、小津監督カラー作品第4作で、原節子を起用したカラー映画としては最初の作品。「晩春」と似たストーリーで、配偶者を亡くして親が娘の結婚を心配し、娘は寂しくなる親の将来を案じて結婚を考えたくない。そういう中で娘が結婚しやすくしようと親の再婚話が浮上し、娘は不潔だと反発する騒動がもちあがるが、最後には親は「今さらもう一度麓から山へ登るなんてこりごり」と自分は再婚しないが、「あなたはこれからなんだし、先々どんな幸せが待っているかわからないじゃない」と娘を最後の2人旅行の宿の夜にさとす。そして娘は結婚式を無事終え、親は寂しくなった家に戻り、万感胸に迫るものを感じつつ、うっすら笑みを浮かべて静かに終わる。粗筋だけ見ると晩春と同じではないかと思うが、晩春とは男女の立場を一部入れ替え、また世相の変化を反映している。すなわち、「晩春」と対比すると、以下のようになる(左が「晩春」、右が本作)。
親:父親(笠智衆)、母親(原節子)
娘:原節子、司葉子
結婚相手:登場せず(見合い)、佐田啓二(佐分利信の紹介→自由な交際)
世話焼き人:親の妹(杉村春子)、亡父の友人3人組(佐分利信、中村伸郎、北竜二)
親と世話焼き人の男女が入れ替わっているのが面白い。特に3人組は飲み友達で、北竜二は昔からのあこがれの女性と結婚できるのかと心ときめかせるが、結局ダシに使われただけ。この3人組と娘の同僚・岡田茉莉子が映画全体をユーモラスなトーンにしている。しかし、一番心に染みるのは親子での最後の2人旅行となる宿の夜の場面だ。原節子の屈指の名演技といっていいだろう。そして変わらぬ原節子の美貌。まさに「雨に悩める海棠」だ。 これまた完璧な 戦前のサイレント時代に岡田時彦というたいへん美男の俳優さんがいて、小津作品にも何本か出演している。芸域がとても広いひとで、悲劇のヒーローからドタバタコメディからなんでもできたそうである。残念ながら30代前半で肺結核のため他界して、トーキー時代まで生き延びることはなかった。
話は変わって、岡田茉莉子がこの映画に出演したあとで、なぜ自分にこの役をあてたのかと小津に直接問いただしたらしい。小津の答えが
「岡田時彦の娘だから多分できると思った。」
簡単ですが、大変重みのある答えです。この映画における彼女の演技はかなり難しい。従来の日本映画にはあまりない役で、ハリウッド風コメディ映画のバタ臭さを要求される。本作の出来は彼女にかかっていると言っても過言ではないのだが、その難役を見事に演じ切って、本作を傑作に仕上げている。つまりは「血」のなせるワザか?
亡き友の娘の嫁入り先を案ずる三人のオヤジたち(佐分利信、中村伸郎、北竜二)がいる。その娘の友人で、三人オヤジを手玉にとるチャキチャキ娘が彼女の役。本作の喜劇的なトーンを決定的にしているのは、三人オヤジと岡田の絶妙のアンサンブルで、まるでクラシック音楽の対位法のような効果を生んでいる。
「亡き友」の未亡人が原節子、娘は司葉子。司の結婚相手に佐田啓二。三人オヤジのなかでヤモメの北竜二が、他の二人に原節子と結婚しろとそそのかされて、すっかりその気になるのもおかしいし、彼らの会話にさりげなく、猥談が盛り込まれているのも一興。そしてカラー撮影に慣熟してきたと思われる小津の演出は、いろいろな意味で円熟の極みといえよう。他に岡田の斬新な衣装など、見所はじつに多い。これまた必見です。 日本の聖女といわれた女優、原節子。 1940年代より、その清らかな美貌で聖女とまで言われた女優こと原節子の貴重なカラー作品、公開は1960年ですから引退の2年前の作品ですね、夫の死から6年、女手ひとつで一人娘を育てた母、娘ももう24歳、そろそろ結婚を考えなければならない年齢なのだが、娘は母親が心配でならない、49年公開作品、晩春を思わせる名作、当時、原節子は40台前半ですが、とても若々しく美しい、彼女の娘役を司葉子が演じているのも面白い、お勧めです。 秋日和の「ねえ、そろそろよ!」 ごく平凡なエピソードが描かれている小津作品は、
それを見るものに深い驚きをあたえる。
なぜなら、その作品は、
それ自体は凡庸である出来事同士が時空を越えて共鳴しあう場だからだ。
例えば、『秋日和』(1960)には母の原節子と、
結婚することを決めた娘の司葉子が旅先でゆで小豆を食べ、
窓から榛名富士の見える景色を一緒に眺めるシーンがある。
この充実したひとときに、
画面の左から右へ一艘の船が湖の上をすーっと滑走していく。
この船の滑走は、前のシーンで司葉子がビルの屋上から見た
列車の走行と反映しあっていると思う。
――問題の屋上シーンとは次のようなものだ。
「ねえ、そろそろよ!」
丸の内のオフィスで司葉子が腕時計を覗き、
隣に並んで仕事をしている岡田茉莉子にささやくように声をかける。
新婚旅行に出かける同僚の女友達の乗った列車を待ちあわせるため、
二人は秋日和の屋上にあがりやがて走ってきた列車に手を振る。
しかし、女友達は約束していたように列車の窓から花束を振ってくれない。
「女の友情ってこんなものかしら!?」
二人は、寂しそうに職場に戻る。
列車の走行が女友達との友情の終わりを導いたように、
「ゆで小豆」のシーンの船の滑走が母娘の別れを導くと考えることは
不思議ではない。
なぜなら、『秋日和』では司葉子をとりまく周辺の事象が
不自然なまでにシンクロナイズしているせいだ。
実際、上記の屋上のシーンでは、
司葉子と岡田茉莉子の動作が美しくシンクロナイズしている。
屋上の手前に向かい合わせに空のベンチが二つ据えられている。
青空に赤いアドバルーンが二つ浮かんでいる。
列車と都電が並んで走っていく……。
さらに、上記を含め全部で三つある屋上のシーンを比較すると、
外界をシンクロナイズさせているのは
司葉子が不思議な力をおよぼしているからと考えたくなる。
昼休み、たくさんの人がいる二番目の屋上のシーンでは、
司葉子はひとり離れて立っている。
そこではあいかわらず列車と都電が並走し、アドバルーンも二つあがっている。
ベンチは今度は空ではない。
女が左に二人右にも二人座っている。
おまけに、
このシーンの直後に司葉子と佐田啓二がラーメンを食べるアクションは、
第一のシーンの司葉子と岡田茉莉子のそれとおなじように
シンクロナイズしている。
司葉子がいない最後の屋上のシーンでは、
渡辺文雄と並んで岡田茉莉子が立っている。
このとき、列車の走行は示されないし、
アドバルーンも一つしか浮かんでいない。
ベンチにも男が左に二人右に一人である。
飛んできたバトミントンのシャトルを渡辺文雄が投げ返す。
次にボールを岡田茉莉子が投げ返す。
この交互の動作は最初のシーンの同時の動作と明らかに異なっている。
以上三つのシーンの比較から、
シンクロナイゼーションを引きおこしているのは司葉子と結論せざるをえない。
なお、『麦秋』(1951)には
『秋日和』の「屋上」と「ゆで小豆」のシーンと同じような画面の関係がある。
戦争に行ってそのまま帰ってこない息子の話題に
菅井一郎と東山千栄子が触れるシーンがある。
このとき画面に鯉のぼりが挿入される。
これは「屋上」のシーンに対応する。
次の場面では、
二人は博物館の庭に並んで座ってパンのようなものを一緒に食べている。
「今が一番いいときかもしれないよ……」
菅井一郎が、その後の家族の別離を予告するように呟く。
このとき空に風船が飛ぶ画面が挿入される。
この場面は「ゆで小豆」のシーンに対応する。
以上は、別離の前の充実したひとときに
外界の事象までが参加してしまう小津の演出例を示したにすぎない。
しかしこのような例でもわかるように、
小津作品はごく日常的事象を描いたとしても、お互いを共鳴させることで
その画面を見るものに深い感動をあたえることができる。
「ねえ、そろそろよ!」 ごく平凡なエピソードが描かれている小津作品は、
それを見るものに深い驚きをあたえる。
なぜなら、その作品は、
それ自体は凡庸である出来事同士が時空を越えて共鳴しあう場だからだ。
例えば、『秋日和』(1960)には母の原節子と、
結婚することを決めた娘の司葉子が旅先でゆで小豆を食べ、
窓から榛名富士の見える景色を一緒に眺めるシーンがある。
この充実したひとときに、
画面の左から右へ一艘の船が湖の上をすーっと滑走していく。
この船の滑走は、前のシーンで司葉子がビルの屋上から見た
列車の走行と反映しあっていると思う。
――問題の屋上シーンとは次のようなものだ。
「ねえ、そろそろよ!」
丸の内のオフィスで司葉子が腕時計を覗き、
隣に並んで仕事をしている岡田茉莉子にささやくように声をかける。
新婚旅行に出かける同僚の女友達の乗った列車を待ちあわせるため、
二人は秋日和の屋上にあがりやがて走ってきた列車に手を振る。
しかし、女友達は約束していたように列車の窓から花束を振ってくれない。
「女の友情ってこんなものかしら!?」
二人は、寂しそうに職場に戻る。
列車の走行が女友達との友情の終わりを導いたように、
「ゆで小豆」のシーンの船の滑走が母娘の別れを導くと考えることは
不思議ではない。
なぜなら、『秋日和』では司葉子をとりまく周辺の事象が
不自然なまでにシンクロナイズしているせいだ。
実際、上記の屋上のシーンでは、
司葉子と岡田茉莉子の動作が美しくシンクロナイズしている。
屋上の手前に向かい合わせに空のベンチが二つ据えられている。
青空に赤いアドバルーンが二つ浮かんでいる。
列車と都電が並んで走っていく……。
さらに、上記を含め全部で三つある屋上のシーンを比較すると、
外界をシンクロナイズさせているのは
司葉子が不思議な力をおよぼしているからと考えたくなる。
昼休み、たくさんの人がいる二番目の屋上のシーンでは、
司葉子はひとり離れて立っている。
そこではあいかわらず列車と都電が並走し、アドバルーンも二つあがっている。
ベンチは今度は空ではない。
女が左に二人右にも二人座っている。
おまけに、
このシーンの直後に司葉子と佐田啓二がラーメンを食べるアクションは、
第一のシーンの司葉子と岡田茉莉子のそれとおなじように
シンクロナイズしている。
司葉子がいない最後の屋上のシーンでは、
渡辺文雄と並んで岡田茉莉子が立っている。
このとき、列車の走行は示されないし、
アドバルーンも一つしか浮かんでいない。
ベンチにも男が左に二人右に一人である。
飛んできたバトミントンのシャトルを渡辺文雄が投げ返す。
次にボールを岡田茉莉子が投げ返す。
この交互の動作は最初のシーンの同時の動作と明らかに異なっている。
以上三つのシーンの比較から、
シンクロナイゼーションを引きおこしているのは司葉子と結論せざるをえない。
なお、『麦秋』(1951)には
『秋日和』の「屋上」と「ゆで小豆」のシーンと同じような画面の関係がある。
戦争に行ってそのまま帰ってこない息子の話題に
菅井一郎と東山千栄子が触れるシーンがある。
このとき画面に鯉のぼりが挿入される。
これは「屋上」のシーンに対応する。
次の場面では、
二人は博物館の庭に並んで座ってパンのようなものを一緒に食べている。
「今が一番いいときかもしれないよ……」
菅井一郎が、その後の家族の別離を予告するように呟く。
このとき空に風船が飛ぶ画面が挿入される。
この場面は「ゆで小豆」のシーンに対応する。
以上は、別離の前の充実したひとときに
外界の事象までが参加してしまう小津の演出例を示したにすぎない。
しかしこのような例でもわかるように、
小津作品はごく日常的事象を描いたとしても、お互いを共鳴させることで
その画面を見るものに深い感動をあたえることができる。
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[ DVD ]
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大岡越前 第三部 [DVD]
・加藤 剛
【竹書房】
発売日: 2007-11-24
参考価格: 29,400 円(税込)
販売価格: 29,400 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 19,400円〜
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・加藤 剛
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カスタマー平均評価: 0
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[ DVD ]
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釣りキチ三平 DVD-BOX 1
・野沢雅子 ・宮内幸平 ・白石冬美 ・野沢那智
【パイオニアLDC】
発売日: 2002-03-22
参考価格: 37,800 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 19,400円〜
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・野沢雅子 ・宮内幸平 ・白石冬美 ・野沢那智 ・矢口高雄
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カスタマー平均評価: 0
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[ DVD ]
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ナースのお仕事4 DVD-BOX
・観月ありさ ・松下由樹 ・藤木直人 ・安達祐実
【フジテレビ】
発売日: 2003-01-16
参考価格: 27,930 円(税込)
販売価格: 20,749 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 19,449円〜
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・観月ありさ ・松下由樹 ・藤木直人 ・安達祐実
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カスタマー平均評価: 5
いずみとけんたろうの物語 このドラマはドジナースの奮闘ぶりの他に、ある愛の物語も強く描かれています… そうです! いずみと健太郎のLOVE X2 ぶりです! 主演のありさちゃんは勿論ですが健太郎役の藤木直人さんもこのドラマに欠かせない存在になりましたね! 本当の夫婦のような雰囲気すら感じました。 共演者として意気ピッタリだったんでしょうね。 2人のシーンが大好きです! 観月ありさの魅力全開! 相変わらずの病院を舞台にしたコメディーだが、"観月ありさ"無しでは考えられない程の適役である。もちろん松下由樹を筆頭に脇役がしっかり支えているからでもあるが、やはり観月ありさを抜きにしてこのドラマは考えられない。 人間ドラマとしても素晴らしい作品 特典がとにかく豪華で、各話の未公開シーンに加えてダンス・インタビュー・きっかけコール・メイキングなどなど、ファンに対するサービスあふれる内容でした。出演者の誕生日を祝う場面やクランクアップの映像等を見ていると、本当にいい雰囲気の中で作られたドラマだというのが伝わってきます。このパート4でもいずみちゃんのドジは健在、指導するはずの新人ナース・ひろみに逆指導を受けるほどで、初回から笑いを誘います。しかしその優秀で、少々生意気でさえあったひろみが自信をなくしてしまったとき、いずみちゃんや翔子さん、そしてドクター達は心から心配し、素直になれない彼女を「また一緒に働こう」と懸命に励まし続けるのです。 コメディとして徹底的に笑わせる一方で、人間の暖かさも本当に良く描かれているのが「ナース」の一番大きな魅力だと思います。 また、シングルマザーになった翔子さんの新米婦長としての奮闘や新たな出会いなどほかにも見所は尽きません。
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[ DVD ]
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裸の大将 DVD-BOX 中巻 〔初回限定生産〕
・芦屋雁之助 他
【キングレコード】
発売日: 2008-12-25
参考価格: 25,200 円(税込)
販売価格: 25,200 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 19,425円〜
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・芦屋雁之助 他
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カスタマー平均評価: 0
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[ DVD ]
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特捜最前線 BEST SELECTION BOX Vol.7【初回生産限定】 [DVD]
・二谷英明 ・大滝秀治 ・荒木しげる ・誠直也 ・西田敏行
【TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)】
発売日: 2009-04-21
参考価格: 26,250 円(税込)
販売価格: 19,425 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・二谷英明 ・大滝秀治 ・荒木しげる ・誠直也 ・西田敏行
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カスタマー平均評価: 4
結局,どれもこれも面白い! 「どういう選択をしたんだよ?」というのが最初に抱いた感想だった。
何より,これまで販売されてきたものらと違って,主演刑事があまりにも偏りすぎている。
しかし,全16話をすべて見終ってみると,一つ一つがすべて印象に残る名作である。
特に,「私だけの三億円犯人!」は,三億円事件の犯人,それを追う刑事,再会を待つ娘のそれぞれの結末があまりにも悲しく,心にしみた。
その他,長門裕之のひょうひょうとした演技が面白い「警視庁窓際族!」や異常に頭の切れる犯人を追い詰める「天才犯罪者・未決囚1004号!」,紅林の悲しい過去が明らかになる「面影列車!」も素晴らしい。 東映よ、我々ファンの声を聞いてくれ!! 東映のDVDはテレビ、映画など多々購入しており、特捜も全巻予約購入している。
東映の映像作品は、特に特捜、Gメンを始めヒーロー、アニメーションなど現在の日本を支える社会人の多くの感受性に強い影響を与え続け、今なお再放送、DVD化により我々に正義、勇気、人間愛といった大切な心、精神を教え続ける最高の教育番組といえる。
特捜は日本のテレビ史上最も社会教育的な価値の高い番組であり、東映はその番組をより多くの視聴者に提供し続けることにより、多大な社会貢献をしていることを誇りに思っていただきたい。
この度の特捜DVD-BOXについてだが、内容はファンと企画者側の思い入れに任せてよいのだが、あまりに高い価格について問題があり、高い値段と内容の低下が目に余るため、一筆したためた次第である。
当初のBOXのディスク4枚+特典ディスク1枚で25000円ならまだ我慢できたが、次第にインタビュー・ネタがなくなると特典ディスクがなくなり、代わりに復刻した冊子が毎回一冊だけ付いてくるとう値段は固定で内容が落ちていく独占的な値段設定である。
あの冊子はどう見ても500円程度の価値であり、実質5000円程度の特典ディスクの代わりを補うにはあまりに陳腐で高額な価格であることをどう説明するのであろうか?
ドラマのディスクが一枚当たり5000円と見なすだけでも現在のBOXの相場では高いのに、4枚プラス冊子1冊で25000円のままとはあまりに悲しすぎる。特捜を4枚組なら15000円?2000円までの価格に設定して購入者の負担を減らし、一人でも多く購入者を広げようとするならまだしも、特捜で金儲けをして暴利を得ようとするがのごとく高額な値段設定は、誠実に東映DVDを支援し続けてきた我々ファンにとって、正に特捜の社会正義、自己犠牲の精神に反するあるまじき行為と受け止められるのである。
未収録の二谷英明、大滝秀治、本郷光次郎などのインタビューが今後特典として収録が不可能であるなら、その分をディスク5枚組としてドラマを20話収録して20000円?25000円程度に設定して販売するべきである。
今回の7巻目になると名作・秀作が減りマイナーな作品ばかりが収録されている感覚を覚えるので、今後の続巻はますますマイナーなイメージの内容になるであろうし、販売数も落ちるので、上記の価格の見直しや収録作品を増やす努力が必要となる。
例えば、特捜は作品が多いため、BOXをドラマだけのディスク5枚組として20話収録して価格はそのままに保つか、あるいは4枚組で価格を2000円以下にしてBOXのシリーズ化を続けるかなどを早急に検討しないと、次回から特捜BOXシリーズの継続は不可能となる。
ファンは発売者側が営利目的で足元を見るような高額な商品を売り付ける行為を見せつけられたら幻滅して簡単に離れていってしまう。NHKの「映像の世紀」のような高額で庶民の経済を無視した悪質で官僚的なDVDの販売を見れば一目瞭然である。NHKにDVDを真剣に期待したり提案したりする者はいないし、もう誰も購入しなくなるだろう。
このようなNHKと同じ独占企業体質にならないよう、東映側は特捜を貧富の差にあえぐ庶民のため、精神に退廃した日本社会の再生のため、そして心の復興が求めらる若者たちへの人間教育のため、一般大衆が購入できる廉価な価格設定、あるいはBOX中に20話以上の作品を収録することを検討し、前向きな商品開発、企業努力に取り組んで欲しい。
このような志が感じられれば、我々ファンは最後まで身銭を払ってでも東映と日本の映像文化の発展、普及のため自費を投じてゆく覚悟である。
東映には今こそ、幕末の志士のような無私無欲のサムライ・スピリット、パイオニア精神で、特捜など優れた映像作品の文化的価値を高めて、映像史に永久に残るように商品開発に取り組んでいただきたい。
当時特捜を制作したスタッフと東映の熱意は星5つだが、以前から要望している続巻の値段設定と内容の見直しを今だに検討しない東映の態度に苦言を呈して星1とした。
我々が特捜を愛しDVDを購入し続ける努力と同じくらい、東映側にも特捜を愛し我々のために廉価な設定と豊富な内容を提供し続ける努力をしていただくことを切に望むものである。
このレビューに共感いただいたカスタマーの皆様にも東映を叱咤激励する同様なレビューを書いていただき、ファンのために商品開発を求めていきましょう。皆様のご協力、ご参加をお願いいたします。 東映カスタマー TEL 0120-108-146
問題もあるが・・・ あの話が無い、このエピソードが何故入らないのか、と云った不満はこの手の「傑作選」にはつきものである。評者としても100%の満足は得られないが、長門裕之演じる蒲生警視登場回「警視庁窓際族!」が収められるだけで星五つとしたい。
他に注目すべきエピソードを挙げるなら、第239話「神代警視正の犯罪」であろうか。DVD-BOX第8弾にも期待したい。他評にもある様に尻すぼみにならない事を祈るものである。 息切れを防ぐ為にも 待望の「殺人クイズ招待状!」「面影列車」がセレクトされましたし、他にも傑作・佳作がたくさん揃っています。塙五郎脚本が4本、佐藤五月脚本初収録もウレシイところ。しかし、ベスト100に入ったのが不思議なエピソードも、とうとう収録されました。また、桜井・吉野・津上・高杉らの単独主役編が無いのもサミシイ。息切れを防ぐ為にも、購入者だけでなく広くリクエストを募って欲しい。また、復刻台本より、本編をもっと収録して欲しい。リリース間隔を縮めて発売して欲しい。勿論今回も買いますが、「売れないと次がない」という焦りが強まってきました。なんとか切りよくVol.10まで発売して欲しいものです。
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[ DVD ]
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カバチタレ! <完全版> DVD-BOX
・常盤貴子 ・深津絵里 ・山下智久 ・篠原涼子 ・陣内孝則
【パイオニアLDC】
発売日: 2001-08-24
参考価格: 23,940 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 19,398円〜
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・常盤貴子 ・深津絵里 ・山下智久 ・篠原涼子 ・陣内孝則 ・田島隆
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カスタマー平均評価: 4.5
深津絵里 のドラマでDVD化して今でもまともに購入出来るのは踊る・恋ノチカラ・スロー・西遊記位では。権利の問題でしょうが既に廃盤のDVDも多い。 古いものはともかくきらきらひかる・彼女たちの時代・天気予報の恋人等の微妙に最近のもの位はDVDにしてほしいものですね。深津絵里ファンとしては。 これは酷い このドラマの凄いところは
主人公の主人公の田村勝弘と栄田千春
は原作では男なのですがドラマでは女に性別が変えられてる
ということです。
恐らくドラマを見るのは女性が多いからという点を
考慮して女にしたのだと思うが
ここまでするくらいなら最初からオリジナルのドラマを作った方が
良かったのでは? 「鉄人28号」と「幸せの羊」 このドラマの核は「鉄人28号」でしょう。行政書士事務所所長の大野(陣内孝則)は栄田(深津絵里)たちに「良いも悪いもリモコン次第」と説きます。 行政書士が鉄人で、クライアントがリモコンと言うわけです。弱きを助ける正義の味方を志しても、時にクライアントの理不尽なリクエストに応えなくてはならず、その現実に栄田は悩み、大野自身も自問自答を繰り返します。しかし大野が栄田に贈った六法全書に、このドラマのテーマとも言うべき、大野の言葉が書かれているのです…。 余談ですが、陣内さんと鉄人は似ている。特に目が。多分、それを見こしてのキャスティングだと思われます。 さて、この展開だけでアピール出来るとはさすがに思っていません(笑)。 勿論、このドラマの魅力は、主演二人の掛け合いであり、友情なのだと思います。常盤さん演じる田村希美は、「信じる者は救われる」をモットーに明るく生きているけど、男運のないウェイトレス。一方、深津さん演じる栄田千春は、「信じる者は救われない」と、強く生きる行政書士。 一話目から、希美は男に騙され、温泉宿に売り飛ばされてしまいます。希美の弟(山P)のルックスに心動かされ、栄田が助けに行きますが…。 そんな感じでドラマは動いて行くのですが、果たして二人に「幸せの羊」は訪れるのでしょうか!? とにかくオススメです。 生涯で2番目に好きなドラマ♪大好き キャスト・テンポ・内容どれをとっても本当に最高です◎『人を信じて、いつも笑顔でいれば必ず幸せになれる』と言う優しい希美(常盤貴子)と『信じる者は救われないわ』と言う強い栄田(深津絵里)。北風と太陽のような正反対な2人が力を合わせて、いろんな問題に立ち向い、お互いに欠けていた部分が成長していく。温泉に売られたり、山に捨てられたり、訴えられたり…有り得なそうで有り得る!!ような展開が面白い♪《自分が好きになった相手も、自分を好きになるなんて…果てしない事だって気づいたの》《約束なんて嘘!!北方領土は返ってこない。永遠の愛を誓っても男は浮気をするし、友情を誓っても女は平気で裏切る》《男って昔の彼女を、冷凍庫に入ってる食パンか何かと勘違いしてるのよ。寂しくなったら、ちょっとレンジで解凍するだけでお手軽に食えると思ってる》とか…名ゼリフが沢山で思わずうなずいて共感してしまう♪それに知っていると心強い法律も楽しく学べます。特に毎回、駐禁を切ろうとする警察官(篠原涼子)と栄田サンの掛け合いの場面は必見!!出演者も美人で実力派の女優3人の他に、小林聡美、香里奈。そして山ピー、陣内孝則と言った超豪華cast。隣人役の山田優はエンドロールの影でも出演していたり、北陽・虻チャンの毎回変わる配役にも注目!!それから山ピーの眩しすぎるヌードや『笑う角には福笑い』も見る価値あり♪とにかく沢山笑えるケド、きちんと感動ストーリーにまとまっていて、人間ドラマなので、幅広い年令の方に愛される作品だと思います。 ただ面白いだけではなく このドラマは面白い。素直に笑って、素直に感心し、素直に楽しい
ドラマ。様々なキャラクターのテンポのいい会話や、登場人物のほ
とんどが長台詞をマシンガンのように高スピードで喋りますが、ぜ
んぜん飽きさせず、ダルくもさせず、とけるように入ってきます。
そして、笑いであったり「わぁ」といったような言葉を誘われます。
特に最終話の「だから結婚できないのよ、バーカ!」という言葉の
シンクロはたまりません。
そして、このドラマはただ面白いだけではなく、アニメやマネキン
を使用した回想など当時としては斬新な演出が施されていて、観る
側をどんどんひっぱってくれます。
文句なしの☆5つ。
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